たまたま、興味深い本を見つけましたので、ご紹介します。
発行が2018年7月19日と、できたて、ホヤホヤの新刊です。
著者の清泉亨(せいせん・とおる)氏は、自分のことを、
ベテラン・イジュラーと呼び、田舎暮らしを快適にするために、
どうすべきなのかを、実にユーモラスに、解説する本です。
本のタイトルに「教科書」とある通り、すごく、わかりやすく、
移住希望者には、まさに参考になるテキストですね。
この清泉亨氏は、まずは、移住の候補地の周辺で賃貸、アパートを借りろと言う。
実際、長野県の軽井沢の近くの佐久に賃貸のアパート借り、
千葉県外房の白子でも賃貸アパートを、
北は、青森の六ケ所村から、南は、沖縄の石垣島、西表島。
日本全国を10か所を転々と、移動し、賃貸アパートを借りまくり、
田舎暮らしを楽しんでいる。
これは、今後、私が、まさに、やりたいこと。
この本は、かなり辛口のところもあって、
・市町村のパンフレットを鵜呑みにするなとか、
まあ、確かに移住を勧誘しているわけですから、
いいことしか書いていないでしょうから、当然と言えば、当然のこと。
その他にも、里山の冬のことは、ガソリンスタンドにきけとか。
ガソリンスタンドは、隠れた不動産会社と言っています。
長~い冬の間中、地域の住宅に石油ストーブ用の灯油を、各家庭に
配り歩いて、地域の隅々まで、わかっているということなんですね。
これも、すご~く納得です。
あと、田舎の複雑な人間関係をうまくいかせる秘訣として、
例えば・・
・自分のことは5割引き以上で話せ
他人のことも、自分のことも話さないのが絶対の鉄則だそうです。
地方の集落では、構成員の全てのプライバシーを、互いに把握しあっているのが当然で、 話した内容は、瞬時に、集落中に知れ渡るとか。
話過ぎるのは、生意気ととられたり、難しいですね。
ほどほどに、話すとしても、5割引きでだそうです。
・都会に家がなくてもあると言え
お金持ちのフリをする必要はないが、都会に家があるか、家には、息子や嫁がいるとか、今ない場合には、売ってきたと言えばいいらしい。
自分よりも持てる者に弱く、持たざる者に強いのが、地方集落の一面の人間心理。
奥が深いですね。。
現在の多拠点居住先の九十九里と、ダブルので、一つ一つに、納得。
しかし、面白いです。